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内藤 晋*; 佐野 明*; 泉 幹雄*; 野田 悦夫*; 林 和夫*; 佐藤 光吉*; 須藤 收; 宮本 泰明; 近藤 慎一*; 飯沼 恒一*; et al.
Nuclear Science Symposium Conference Record, 2005 IEEE, Vol.1, p.495 - 499, 2005/10
ウランで汚染された大型かつ複雑な表面形状の廃棄物の放射能を測定するため、放射能モニタ(クリアランスモニタ)を開発している。モニタは、粒子を空気流によって輸送し、そのイオン電流を測定する放射能測定方法を用いている。クリアランスの主要な問題の一つは、主として空気中のラドンに起因するバックグランドイオン電流(約700fA)である。その電流は1個の粒子のイオン電流(数fA)よりも非常に大きく、放射能の測定限界に強い影響を与えている。この測定限界を改善するため、われわれは、モニタ内部のラドン濃度を、新たなラドン検出器を追加することなくモニタする方法を開発した。また、検出下限への影響因子として、イオン移動度及びイオン再結合係数の環境依存性(温度,湿度,エアロゾル濃度)を測定し評価した。
佐藤 大樹; 佐藤 達彦; 遠藤 章; 松藤 成弘*; 佐藤 眞二*; 高田 真志*; 石橋 健二*
Nuclear Science Symposium Conference Record, 2005 IEEE, Vol.3, p.1288 - 1290, 2005/10
シンチレーション検出器を用いて中性子のエネルギースペクトルを測定するためには、検出器の応答関数が必要とされる。この応答関数を精度よく評価するためには、入射中性子とシンチレーション物質との核反応による荷電粒子生成と、それに伴う発光機構を解明することが重要である。そこで、液体有機シンチレータにおける、荷電粒子の運動エネルギーと光出力の相関を調べるために、放射線医学総合研究所HIMACにおいて、さまざまな荷電粒子に対する応答関数を測定した。液体有機シンチレータとして、中性子測定で広く利用されているBC501Aを用いた。各種荷電粒子は高エネルギー重イオンの炭素ターゲットへの入射核破砕反応により生成され、粒子弁別後に飛行時間からその運動エネルギーを求めた。実験から得た荷電粒子の運動エネルギーと光出力の相関を、半実験式と比較したところ、陽子と重陽子に関しては非常に良い一致を示した。しかし、粒子に関しては、系統的に大きな値を与えることを明らかにした。
河地 有木; 阪本 浩一*; 石井 里美; 藤巻 秀; 鈴井 伸郎; 石岡 典子; 松橋 信平
Nuclear Science Symposium Conference Record, 2005 IEEE, Vol.5, p.2908 - 2911, 2005/10
植物の光合成機能の環境応答を生体組織・器官レベルで解明することは、農学的に重要であるだけでなく、植物生理学における栄養素収支の理解のためにも重要である。これまでに、Positron Emitting Tracer Imaging System(PETIS)を用いた炭素動態の可視化に成功しており、光合成産物の輸送・分配の詳細かつ定量的な解析が可能にした。本研究ではさらに輸送元である葉に注目し、葉におけるCの動態を解析することで、光合成における主要プロセスである二酸化炭素固定及び光合成産物送り出しについてそれぞれ速度及び送り出し率の定量を行う。供試植物葉にC標識二酸化炭素を供給し、光合成の各プロセスにおける炭素動態を撮像、さらに構築した生理モデルに基づき動態解析を行った。モデルの構築には2コンパートメントモデルを適用し、同一個体を用いて光強度環境を変化させ計4回の繰り返し実験を行った。本解析法によって各光環境下における二酸化炭素固定速度及び光合成産物送り出し率が定量できることを明らかにし、光環境に対して固定速度は単調に増加するが、光合成産物の送り出しには影響が少ないことがわかった。二酸化炭素固定速度からは葉内組織のガス拡散抵抗を、光合成産物送り出し率からは栄養素生産機能を議論した。
木村 敦; 小泉 光生; 藤 暢輔; 大島 真澄; 水本 元治; 後藤 淳*; 新井 康夫*; 相良 正弘*; 入 真一*; 小林 弘知*; et al.
no journal, ,
マイナーアクチノイドの核断面積を測定するため多数のBGOアンチコンプトンサプレッサーつきのGe半導体検出器からなる多重線測定装置のデータ収集系の開発を実施している。従来、このような装置においてはNIM形式のモジュールを組合せてデータ収集系を構成していた。しかし、この方式では多くの費用と設置場所が必要となる。そこで、本研究においては近年急速に発展しているディジタル波形処理技術を用いて、省スペースで安価・高速の測定系を作成した。その結果、実験で使用するGe半導体検出器で従来のMCAと同程度のエネルギー分解能(2.5-2.8keV at 1.33MeV)を3.2という短い不感時間で達成することができた。
河地 有木; 石井 里美; 阪本 浩一; 藤巻 秀; 鈴井 伸郎; 石岡 典子; 松橋 信平
no journal, ,
C標識二酸化炭素(CO)を植物葉に投与してPositoron Emitting Tracer Imaging System(PETIS)で撮像することで光合成を可視化することができ、さらにCの動態を詳細に解析することで葉の光合成機能を定量的に求めることができる。実際にCOガス供給実験をアサの葉で行い、光強度に対する光合成機能の応答を解析した。光合成におけるCの動態の解析にはコンパートメントモデル解析法を用いて、二酸化炭素固定速度と光合成産物の輸送率の定量を行った。結果、光強度に応答する光合成速度とこれまで測定することができなかった光合成産物の輸送率の定量に成功した。